エールフランス航空は2019年7月9日(火)、フランス政府が2020年から導入すると発表した「エコ税」提案に反発しています。
エコ税はフランスを出発する全ての便の航空券に、搭乗クラスや方面により1.5ユーロから18ユーロを課税する法案です。環境フットプリント減少へ投資を強化している中、この税の導入がエールフランス航空の競争力に不利益をもたらすとコメントしています。
報道によると、フランス国内とEU域内のエコノミークラスは1.5ユーロ、ビジネスクラスは9ユーロ、EU域外へのエコノミーは3ユーロ、ビジネスは18ユーロが課税されます。
エコ税の導入により、エールフランス・グループは年間6,000万ユーロ以上の追加費用がかかると試算されています。エールフランスは半数のフライトがフランス発便で、特にフランス国内線は2018年に1億8,000万ユーロの損失を計上しており、大きな影響が及ぶ可能性があるとみられています。