海上自衛隊は2019年7月17日(水)、平成28年度護衛艦の命名・進水式を神奈川県横浜市のジャパンマリンユナイテッド(JMU)の横浜事業所磯子工場で実施し、「はぐろ(DDG-180)」と命名されました。2021年3月の竣工を予定しています。
「はぐろ」は2016年度防衛予算で建造された新型護衛艦で、2018年7月に進水した「まや(DDG-179)」と同型艦です。弾道ミサイル防衛(BMD)機能を有し、ガスタービンエンジンの機械駆動と電気推進の複合推進方式「COGLAG」が採用され、SH-60K哨戒ヘリコプター1機の艦載が想定されています。この就役により、海上自衛隊のイージス艦が8隻体制になります。
「はぐろ」は山形県鶴岡市の羽黒山に由来します。初代の羽黒は、旧日本海軍の妙高型重巡洋艦の4番艦で、太平洋戦争中にイギリス海軍の魚雷攻撃を受け沈没しました。
7月17日、JMU横浜事業所 磯子工場において行われた平成28年度計画護衛艦「はぐろ」の命名・進水式の動画です。 pic.twitter.com/ALVeFQmmsI
— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) July 19, 2019