オプティマスやJAXAなど、航空機用防汚性塗料の共同研究契約を締結

オプティマスやJAXAなど、航空機用防汚性塗料の共同研究契約を締結

光媒体塗料メーカーのオプティマスは2019年7月24日(水)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の航空技術部門や早稲田大学と、光触媒を使用した航空機用防汚塗料に関する共同研究契約を締結しました。実用化に向け、3者は共同研究を開始します。

この共同研究は、これまでの航空機用塗料と防汚性機能をもつ光触媒を融合し、航空機用塗料のスペックと防汚性機能を併せ持ち、これまでにない航空機用防汚性塗料、トップコートを研究、開発します。

オプティマスは空気清浄やセルフクリーニング効果がある、光触媒機能と遮熱効果をひとつにした、1液型内・外装建築塗料を製造、販売しています。今回開発する航空機用防汚性トップコートは、同社が開発した塗料に配合されている真空状のキャプセルに光触媒を担持した技術「スーパーキャプセル」を改良します。

この研究による航空機用防汚性塗料、トップコートの航空機の洗浄時の水量削減は、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals)の「11.SDGsを原動力とした地方創生、強靱かつ環境に優しい魅力的なまちづくり」に貢献することが期待されています。

オプティマスは共同研究を通じ、汚染防止性能を実証し、建築塗料で今までラインナップのなかったクリア塗装や、航空機塗料のシェア開拓をはじめ、鉄道や自動車など他分野への展開を進めていく方針です。

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