海自P-3Cなど、中国海軍艦艇の宮古海峡通過と太平洋への進出を確認

海自P-3Cなど、中国海軍艦艇の宮古海峡通過と太平洋への進出を確認

ニュース画像 1枚目:ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦 131
© 統合幕僚監部
ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦 131

統合幕僚監部は2019年7月27日(土)7時ごろ、海上自衛隊那覇基地の第5航空群所属P-3Cと佐世保地方隊所属ひうち型多用途支援艦「あまくさ」が中国海軍ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイⅡ級フリゲート1隻を確認したと発表しました。当時、この船舶は宮古島の北約240キロメートルの海域を南下していました。

ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦の艦番号は「131」、ジャンカイⅡ級フリゲートの艦番号は「532」でした。この艦艇はその後、沖縄本島と宮古島の間の海域を南下し、太平洋へ向けて航行したことが確認されています。

2日前の7月25日(木)にもルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻とジャンカイⅡ級フリゲート2隻、フユ級高速戦闘支援艦1隻が確認されています。中国軍の日本海地域での行動は、2019年に入ってから1月24日(木)、3月28日(木)、4月15日(月)、5月26日(日)、6月16日(日)、7月25日(木)とほぼ毎月、確認されています。

ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦は、中国海軍での名称は052D型駆逐艦です。満載排水量は7,000トン、全長156メートル、全幅18メートル、装備はVLS64セル、13センチ単装砲、フェイズドアレイ・レーダーを搭載、ヘリコプターは2機搭載し、「中華イージス」と呼ばれています。1番艦は2014年に就役し、11隻が配備され更に5隻以上の建造が確認されています。

ジャンカイⅡ級フリゲートは、中国海軍での名称は054A型フリゲートです。満載排水量は4,053トン、全長132メートル、全幅15メートル、装備はVLS32セル、76.3ミリ単装砲などヘリコプターは1機搭載しています。1番艦は2008年に就役し、30隻が配備されています。

期日: 2019/07/27
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