アメリカ海軍、T-45練習機で先進着艦拘束装置の性能試験を開始

アメリカ海軍、T-45練習機で先進着艦拘束装置の性能試験を開始

ニュース画像 1枚目:T-45C AAG試験
© U.S. Navy photo
T-45C AAG試験

アメリカ海軍は2019年8月13日(火)、T-45練習機で先進着艦拘束装置(AAG)の性能試験を開始しました。試験はニュージャージー州のマクガイル・ディックス・レイクハースト統合基地で実施されています。これにより、新型原子力空母「ジェラルド・R・フォード(CVN-78)」でT-45がフライトオペレーションを行うためのサポート体制が整います。

4月にT-45はAAGの性能を評価するため、5日間のリスクを抑えたテストで60回の拘束を実施しました。2019年中にT-45がCVN-78でのフライトオペレーションの許可が正式に承認される予定です。

原子力空母ニミッツ級に搭載されいてる着艦拘束装置は、油圧と気圧を用いた複雑な構造が採用されており、急激な減速による衝撃が大きく、ワイヤーを痛め、航空機にも大きな負荷をかけています。先進着艦拘束装置(AAG)は電磁気と水圧を用い、緩やかでスムーズな減速が可能になり、ワイヤーの損耗も少なくなり、着艦拘束装置の信頼性の向上が期待されています。

期日: 2019/08/13
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