インド海軍向け戦闘機テジャス、陸上模擬着艦試験に成功

インド海軍向け戦闘機テジャス、陸上模擬着艦試験に成功

ニュース画像 1枚目:テジャス
© Hindustan Aeronautics Limited
テジャス

インド航空機メーカーのヒンドスタン航空機(HAL)は、ゴアのハンサ海軍航空基地で、初めて陸上模擬着艦の試験を実施し、成功しました。引き続きテストを継続し、順調に進めば近い将来、空母ヴィクラマーディティヤで着艦テストを行う予定です。

テジャスは、MiG-21の後継として1983年に開発を着手したインドの開発によるデルタ翼単発軽戦闘機です。1995年11月にロールアウトしましたが、1998年の原爆実験の影響で、アメリカなどの経済制裁が影響したことから開発が遅れ、2001年1月に初飛行しました。

空軍仕様は2015年11月に就役、海軍仕様は2機を製造し、2012年に初飛行し開発が続けられていました。今回着艦試験を実施した機体は複座型の1号機です。テジャスは、全長13.2メートル、全幅8.2メートル、最大速度マッハ1.8、固定武装は23ミリ機関砲を搭載しています。

空母ヴィクラマーディティヤは旧ソ連のキエフ級空母4番艦「アドミラル・ゴルシコフ」です。カタパルトの装備は無く、スキージャンプで発艦します。インド海軍ではこのほか、現在建造中の国産空母「ヴィクラント」でもテジャスを運用する予定で、就役は2023年を見込んでいます。

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