FAA、アエロセールの737クラシック向けADS-Bシステムを承認

FAA、アエロセールの737クラシック向けADS-Bシステムを承認

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アメリカ連邦航空局(FAA)は2019年9月17日(火)、中古機、エンジン、中古使用可能資材、MROサービスを提供するアメリカのアエロセール・インクが手がける737クラシックシーズ向けのADS-B(放送型自動従属監視)システム「AerTrak」について、追加型式設計承認(STC)の改訂版を発行しました。

FAAは2020年1月1日(水)までに、FAAの規則「14CFR§91.225」の中で定められている空域を運航する航空機が、「14CFR§91.227」の最低性能要件を満たすADS-B Outシステム搭載を義務付けました。2018年にFAAは、737NGシリーズと757-200シリーズ向けのAerTrakを承認しています。

ADS-Bは、全地球測位システム(GPS)信号で精密に追跡し、航行の精度を高めることができます。この技術はリスクを低下させ、安全性が向上し、特にレーダーが届かない遠隔地での航法システムのカバー範囲が拡大します。また、時間や費用を節約し、排出ガスを削減する飛行計画を可能にします。

AerTrakのキットは3日間で設置が可能で、世界中の格納庫でアエロセールの技術スタッフによる設置が可能です。これにより、現在使用しているトランスポンダーやMMRにかかわらず、短期間でFAAの要件を満たすことができます。

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