ロッキード・マーティンは2019年9月19日(木)、フランス空軍に空中給油機のKC-130Jスーパーハーキュリーズを納入したと発表しました。フランス空軍はC-130H輸送機と連携し、C-130J-30とKC-130Jを運用します。
アメリカの対外軍事有償援助プログラム(FMS)の一環として契約した、スーパーハーキュリーズ4機のうちの1機です。C-130J-30の2機は2017年12月の1機目に続き、既に2機目も納入されており、KC-130Jはこれが初めてとなります。2機目のKC-130Jは2020年に納入される予定です。
フランスはC-130Jを導入する17カ国目です。特に、KC-130JはKC-135、A330MRTTに続く空中給油機で、主に回転翼機への給油を想定しています。KC-130Jとしては、固定翼と回転翼のいずれにも空中給油の実績が高いこと、さらに地上での急速補給も可能で、こうした能力を最大限に発揮させる狙いです。
フランス空軍のKC-130Jは、2018年にドイツが導入を発表したC-130J-30、KC-130Jとともに、両国による協力体制のもと運用する計画です。