大刀洗平和記念館、開館10周年で企画展 松本零士さん作品も展示

福岡県朝倉郡の筑前町立大刀洗平和記念館では、2019年10月1日(火)から2020年1月31日(金)までの期間、大刀洗飛行場開場100周年・開館10周年記念企画展「松本零士‐父への想い・平和への願い/飛行第四戦隊～その歴史を辿る～」を開催しています。

この企画展は、大刀洗飛行場で開隊した飛行第四戦隊の歴史を、寄贈された写真や戦時資料で紹介します。大刀洗飛行場は旧日本陸軍の飛行場として1919年に開場し、終戦までの26年間、陸軍の航空拠点として運用されました。大刀洗飛行場の開場と同時に編成された飛行第四戦隊は、1940年まで大刀洗飛行場を拠点とし、その後山口県の小月基地に移駐しています。

企画展には、漫画家の松本零士さんの漫画や、貴重な原画なども展示されます。松本零士さんの父、松本強氏は飛行第四連隊の第一中隊長として、陸軍九七式戦闘機を操縦し、多くの戦闘に出撃しています。今回の企画展では、父の生きざまに影響を受けて育った松本零士さんの父への想い、また大刀洗への想いを松本零士さんの世界を通じて伝えます。

九七式戦闘機、零戦三二型を展示する平和祈念展示資料館は9時から17時まで開館しており、入館は16時30分までです。入館料は大人600円、高校生500円、小中学生400円です。休館日は12月26日(木)から12月31日(火)までとなっています。