オーストリア航空は2019年10月7日(月)まで、フライトに支障が生じた場合の搭乗者サポートを目的に、ウィーン国際空港でIBMのロボット技術を試験導入しています。
ヒューマノイド型のパーソナルロボット「Paul Pepper」が配置され、「フライトが遅延しているけど、どうしたら良いの?」など、多くの質問に応えてくれます。スケジュールに問題がある場合の対応として、オーストリア航空がロボットを配置するのは初めてです。ペッパーは身長120センチメートル、28キログラムの大きさで、10.1インチのタッチスクリーンを装着しています。
ルフトハンザ・グループでは、2018年にペッパー試作品の開発を開始し、フランクフルトとジュネーブでも既に試験が実施されました。今回ウィーン国際空港で、搭乗者がどのようにロボットとやり取りをするかや、同技術の導入が搭乗者に役立つか、またサービスセンターでの待ち時間が削減できるかを検証します。試験導入は搭乗口「G4」また「F2」からほど近い、オーストリア航空のサービスセンターで実施されています。