国土交通省は2019年9月24日(火)から10月4日(金)まで、カナダ・モントリオールで開催された国際民間航空機関(ICAO)の第40回総会の結果を公表しました。この総会では、2020年から2022年まで3年間のICAO活動方針・計画などが審議されたほか、理事国選挙で日本が第1カテゴリー理事国に再選しました。
次期3カ年計画は、航空機事故などを減らすことを目的に各国における航空安全プログラムの導入や運航リスク軽減などを実現する新たな世界航空安全計画(GASP)や、世界航空保安計画(GASeP)のさらなる推進と出入国の円滑性を含めた改訂の検討推進が承認されたました。さらに、国際航空分野の二酸化炭素排出削減対策で、カーボンオフセット制度の推進や、長期的な削減目標に係る検討を進めることなどで合意しています。
また、総会の技術委員会では、日本が副議長に選出され、航空技術に関する審議をリードする役割を担い、日本のプレゼンスを示すことができたと説明しています。