茨城県笠間市の筑波海軍航空隊記念館で2019年10月5日(土)から2020年3月30日(月)まで、「神様になった海軍パイロット-杉浦茂峰-飛虎将軍廟展」が開催されています。会場は同館1階の企画展示室です。
この企画展は、台湾の台南市に設置されている祠「飛虎将軍廟(ひこしょうぐんびょう)」をテーマにしています。「飛虎将軍廟」には、茨城県水戸市生まれで、台湾の高尾航空隊に所属していた杉浦茂峰飛曹長が祀られています。杉浦茂峰飛曹長は1944年10月に台南市でアメリカ軍の攻撃を受けましたが、海尾の集落を避け墜落しました。1971年に集落の恩人として、杉浦茂峰飛曹長を祀るために「飛虎将軍廟」が設置されました。
会場では、杉浦茂峰飛曹長の生涯や、廟建築によって生じた戦後の茨城県と台湾との交流の歴史を紹介します。笠間市では県内市町村として初めて台湾に「笠間市台湾交流事務所」を設置しているほか、「笠間市台湾インバウンド推進協議会」を発足するなど、台湾との交流を推進しています。
筑波海軍航空隊記念館の営業時間は9時から17時で、最終入場は16時です。休館日は火曜日で、入館料は大人500円、子ども300円です。