三菱重工業と三菱航空機は2019年10月21日(月)、SpaceJetファミリーの開発スケジュールについて、両社が発表した内容ではないとコメントしています。これは10月19日(土)、日本経済新聞が開発中の「スペースジェット」の初号機納入を6度目の延期に向け、調整に入ったと伝えたものです。
最新の計画では2020年半ばの納入を目指していましたが、国土交通省から型式証明(TC)取得作業が長引き、三菱重工が納入時期の再精査を依頼する動きがあり、11月中に新たな納入時期を決めると伝えていました。
三菱重工と三菱航空機は、型式証明取得に向けた証明活動に全力で取り組み、最新設計案を反映した追加の飛行試験機の製作、新たな試験機を含む最終の飛行試験計画で、安全を徹底的に追求することを第一として作業を慎重に進めていると説明しています。
納入遅れについて直接言及はないものの、各種工程が「開発や納期に及ぼす影響等を常に精査しながら、全体スケジュールの最新化・最適化に取り組んでおり、こうしたスケジュールについては、適切に関係先の皆様と共有してまいります」とコメントしています。