チェコ共和国は2019年10月24日(木)、北大西洋条約機構(NATO)と欧州防衛機関(EDA)加盟国のベルギー、ドイツ、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェーによるA330-200MRTT空中給油機の共同調達に参加すると、NATOのサミットで発表しました。
6カ国は、A330-200MRTTを8機、発注しています。納入後5機はオランダのアイントホーフェン空軍基地に、3機はドイツに配備される予定です。最初の2機は2020年5月、アイントホーフェン空軍基地に到着する予定です。
NATOは空中給油機の保有機数が少なく能力不足が顕著で、アメリカ空軍の空中給油機に依存している状態が続いています。NATOで空中給油機を保有する事で、独自の安全保障政策が展開できる様になります。
A330-200MRTTは空中給油のほか、人員や物資の輸送、医療輸送で運用する予定です。