ロシア海軍MiG-31、カムチャッカ半島上空で空中戦訓練を実施

ロシア海軍MiG-31、カムチャッカ半島上空で空中戦訓練を実施

ニュース画像 1枚目:MiG-31
© Минобороны России
MiG-31

ロシア海軍太平洋艦隊の海軍航空隊のMiG-31が2019年10月25日(金)、カムチャッカ半島の上空で高度な空中戦訓練を実施しました。訓練は昼夜を問わず行われ、太平洋上ではミサイルを使用した訓練も行いました。

MiG-31は1960年代に開発されたMiG-25の大幅な改良型として開発されました。全幅約13.4メートル、全長約22.6メートル、最高速度マッハ2.83、航続距離3,300キロメートルです。原型機の初飛行は1975年9月、空対空の長距離ミサイルや、空中発射弾道ミサイルなども搭載可能です。生産数は500機以上といわれていますがかなりの機体は退役または保管されている模様です。

この機種は、ロシア航空宇宙軍とロシア海軍、カザフスタン空軍で運用されています。実戦経験の公式記録はありませんが、1980年代には速さを活かして、ヨーロッパや極東で偵察活動をしていた最高速度マッハ3.3のSR-71A戦略偵察機への迎撃で偵察を断念させた事があります。

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