TAPポルトガル航空、A340を完全退役 NEOへ移行

TAPポルトガル航空、A340を完全退役 NEOへ移行

ニュース画像 1枚目:TAPポルトガル航空 A340
© TAPポルトガル航空
TAPポルトガル航空 A340

TAPポルトガル航空は、2019年9月末から退役を進めてきたA340を完全退役させました。同社は機体記号(レジ)「CS-TOA」「CS-TOB」「CS-TOC」「CS-TOD」の4機を運航し、最後の「CS-TOC」が10月29日(火)、テルエルにフェリーされています。

この4発機は約25年間にわたり、TAPポルトガル航空で運航されましたが、最新世代のエアバス機に機材更新が進められている中での世代交代となりました。TAPはこの更新にあたり、スタッフが出席した送別式を格納庫で開催し、運航に携わった全ての人に敬意を表す動画が放映され、送り出しました。

A340は、1990年代初期に洗練され、かつ近代的な長距離機材の1つと評価され、TAPも1994年12月に初号機を導入しました。特にエグゼクティブクラスのシート、専用バー、さまざまなビデオやオーディオチャンネルを選択できる個別のエンターテインメントシステムの導入など、当時として最先端の装備を搭載していました。この4機のA340-300は5大陸、55都市に1,200万人超の旅客を輸送、63,000便以上のフライト、飛行時間は45万時間を超えています。

現在の機材更新は、A330neoとA321LRで進められています。引き続き、エアバス機を中心に運航し、新しい、より現代的で効率的、かつ環境に優しい機材で旅客に移動手段を提供しています。
 
TAPの長距離機材は、A330neo、A321LRなどNEOに加え、A320ファミリーの機材を2019年末までに改修します。これにより、客室内のインテリアを改善し、特にビジネスクラスには最新世代のフルフラットシートを装備します。

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