ロールス・ロイスのトレント700、ベルーガXL向け型式証明を取得

ロールス・ロイスのトレント700、ベルーガXL向け型式証明を取得

ニュース画像 1枚目:ベルーガXL
© AIRBUS
ベルーガXL

ロールス・ロイスは2019年11月14日(木)、エアバスの新型輸送機「ベルーガXL」に搭載されているトレント700エンジンがヨーロッパ航空安全庁(EASA)から型式証明を取得したと発表しました。

トレント700は1995年に運用を開始し、総飛行時間は500万時間以上、地球1,000周分に相当し、納入台数は2,000基を超えています。ベルーガXLのベースとなったA330のエンジンとして確固たる地位を築き、過去4年間の市場シェアは90%となっています。

ロールス・ロイスは今回の型式証明の取得について、トレント700に記念すべき一歩となり、ヨーロッパ全土でエアバスの組み立て工場へ部品納入をサポートすることを、光栄に思うとコメントしています。

次世代輸送機ベルーガXLは、エアバスが2019年以降に計画している月産機数の拡大に不可欠な航空機製造システムの1つで、現在のベルーガと比べると搭載容量は30%増量、機体の長さは7メートル、幅は1メートル拡大しています。

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