LM-100J、型式証明の更新認定を受領 世界の飛行場で運用可能に

LM-100J、型式証明の更新認定を受領 世界の飛行場で運用可能に

ニュース画像 1枚目:LM-100J
© Lockheed Martin
LM-100J

ロッキード・マーティンは2019年11月18日(月)、LM-100J輸送機がアメリカ連邦航空局(FAA)から型式証明の更新認定を受けたと発表しました。この証明により、LM-100Jは世界中の商業飛行場での運用が可能になります。

LM-100Jは軍用機で多くの実績を重ねているC-130Jスーパーハーキュリーズの民間型で、2017年5月に初号機が初飛行しています。C-130Eの民間型L-100と比べ、燃料効率が14%向上しているほか、ペイロードや航続距離の改善、デジタルアビオニクスとデュアルHUDによる状況認識などが強化されています。

多目的民間貨物機として、LM-100Jは規定サイズを超える特大貨物の輸送、石油・ガス産業向けの業務、空中消火活動、人道支援活動、捜索・救助活動など幅広い任務での使用が想定されています。乗務員の訓練は、ジョージア州マリエッタにあるスーパーハーキュリーズの生産ラインに隣接するロッキード・マーティンのヘラクレス・トレーニング・センター(HTC)で実施されます。

なお、LM-100J初号機は、ローンチカスタマーでテキサスに本拠を置くパラス・アビエーションへ2020年に納入される予定です。

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