日本航空(JAL)は、2020年3月29日(日)にはじまる2020年度夏スケジュールから、羽田空港を発着する国際線ネットワークを大幅に拡充します。羽田の昼間時間帯に利用できる国際線発着枠の配分を受け、アメリカ、フィンランド、ロシア、オーストラリア、インド、中国の各都市へ9路線を新規開設、2路線を増便します。
この開設、増便により、羽田発着国際線の運航便数は、現在の1日22便から34便に拡大します。JALは、幅広い羽田発着の国内線ネットワークを活用し、首都圏の旅客の利便性向上に加え、日本各地や国内各地を訪れる外国人旅客の乗り継ぎ利便性を大幅に高める方針です。
アメリカ路線は、シカゴ、ダラス、ロサンゼルス線の3路線を開設、ニューヨーク線を増便します。共同事業パートナーのアメリカン航空も羽田発着のダラス、ロサンゼルス線を開設、増便します。ハワイ路線は、羽田/ホノルル線を2便開設し、成田/ホノルル線は1日4便から2便に変更します。
このほか、共同事業パートナーのフィンエアーと共に羽田/ヘルシンキ線を開設し、両社で異なる時間帯のスケジュールを組みます。羽田/モスクワ・シェレメチェボ線の開設と、アエロフロート・ロシア航空との提携により、ネットワーク拡充を目指します。
このほか、羽田/シドニー線、羽田/デリー線を開設するほか、羽田/上海・浦東線を増便し、羽田/大連線を開設します。羽田/大連線はJALのみの単独運航になる予定です。
航空券の販売は、ホノルル線が2019年11月20日(水)から、アメリカ本土とモスクワ線が11月26日(水)から、ヘルシンキ、シドニー、デリー線が12月3日(火)から、大連と上海線はスケジュールが確定次第、改めて販売する予定です。
また、成田発着では、サンフランシスコ、ウラジオストク、ベンガルール線の開設、格安航空会社(LCC)のZIPAIRによるバンコク、仁川線の開設も予定しています。また、シカゴ線は、2021年2月15日(月)から、北米とアジア間の往来に利用しやすい成田発が夕方の便を新たに設定します。
■羽田発着の新規と増便路線 羽田/シカゴ線 2020年3月29日〜、777-300ER (新) 羽田/ダラス線 2020年3月29日〜、787-9 (新) 羽田/ニューヨーク線 2020年3月29日〜、777-300ER (増便) 羽田/ロサンゼルス線 2020年3月29日〜、777-300ER (新) 羽田/ホノルル線 2020年3月29日〜、787-9 (新、2往復) 羽田/ヘルシンキ線 2020年3月29日〜、787-9 (新) 羽田/モスクワ線 2020年3月29日〜、787-8 (新) 羽田/シドニー線 2020年3月29日〜、787-9 (新) 羽田/デリー線 2020年3月29日〜、787-9 (新) 羽田/大連線 2020年3月29日〜、未定 (新) 羽田/上海・浦東線 2020年3月29日〜、未定 (増便)