航空自衛隊は2019年12月4日(水)から12月16日(月)まで、ミクロネシア連邦で人道支援・災害救援共同訓練「クリスマス・ドロップ(Christmas Drop)」作戦を実施します。空自の人道支援・災害救援に関する能力向上とアメリカ空軍、オーストラリア空軍、ニュージーランド空軍との相互運用性の向上を目的とした訓練で、空自の実機派遣を伴う参加は、今回で5回目です。
アメリカ空軍は例年、この訓練を「クリスマス・ドロップ」として、アンダーセン空軍基地を拠点に近隣の太平洋地域の諸島の子どもたちにプレゼントを贈っており、2019年で68回目となります。
空自は小牧基地に所在する航空支援集団第1輸送航空隊のC-130Hの1機、人員およそ30名を派遣します。訓練には、アメリカ空軍からC-130Jの3機、オーストラリア空軍はC-130Jの1機、ニュージーランド空軍のC-130Hの1機、計6機が参加し、航空輸送、物料梱包や物料投下を演練します。
実施場所は、グアムにあるアンダーセン空軍基地をはじめ、ミクロネシア連邦、パラオ共和国、北マリアナ諸島やその周辺空域で、内容は航空輸送、物料梱包や物料投下訓練です。なお、人道支援「クリスマス・ドロップ」は、南・東太平洋の50以上の島々に食品、道具、おもちゃを梱包して配送しています。