岐阜県県防災航空センター、パワハラ調査中に不適切な整備点検が発覚

岐阜県県防災航空センター、パワハラ調査中に不適切な整備点検が発覚

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岐阜県防災災航空センターは2019年11月29日(金)、防災課防災航空センターの職員によるパワーハラスメント事案の調査の過程で、若鮎Ⅲ号機の点検・整備に不適切な点があった事が判明、これを公表しました。

不適切な点は、是正に向けた対応を行い、監督官庁の国土交通省航空局と総務省消防庁に報告、適切なチェック体制を確保するよう監督官庁から是正するよう指摘、指導を受けています。整備体制に関連する今後の課題は、適切なチェック体制を確保し、改善策を講じて早期に運航を再開できるように努力する方針です。

発覚した不適切な点は、ホイストについて、メーカーのメンテナンス・マニュアルに定める頻度の「1か月ごと」、「3時間の使用」、「100サイクルの使用」のいずれか早い時期で定期点検が行われていない事例が、2017(平成29)年12月以降、1カ月を超過した事案が9回、3時間を超過した事案が2回、確認されています。

さらに、消防法に定める危険物の油脂類が防災ヘリコプター格納庫に保管されている事例もありました。所轄消防署の立ち入り検査を受け、11月28日(木)までに全量を撤去済みです。

なお、防災課防災航空センターの係長級48歳の男性は、パワーハラスメントで停職1月の処分を受けています。この男性は、2015(平成27)年7月から2016(平成28)年10月まで、部下職員の頭を叩く、足を蹴るなどの行為を少なくとも7回、さらに2015年4月から2017年7月まで、侮辱する発言で精神的及び身体的な苦痛を与えたことが認定されました。

期日: 2019/11/29から
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