ユナイテッド、A321XLRを50機発注 A350は2027年に延期

ユナイテッド、A321XLRを50機発注 A350は2027年に延期

ニュース画像 1枚目:ユナイテッド航空塗装のA321XLR
© AIRBUS
ユナイテッド航空塗装のA321XLR

エアバスとユナイテッド航空は2019年12月3日(火)、A321XLRの50機発注で合意しました。初号機は2024年に引き渡しされる予定で、2025年に大西洋を横断する東海岸を発着する国際線に投入され、運航を開始する予定です。

ユナイテッド航空はニューアーク、ワシントンD.C.と東海岸のハブ空港を発着するヨーロッパ路線の機材を更新し、大西洋路線を拡充します。A321XLRは、A321neoの発展型で、単通路機ながら長い航続距離、かつ大きなペイロードを必要とする市場ニーズに対応する機材で、ボーイングでは757や開発を検討中の機種が相当します。

離陸、上昇、飛行性能はA321neoとほぼ同じで、A321neoと同じエンジン、客室を備え、同一の運航乗務員が運航業務に従事できます。燃料搭載量を増加する新しいリア・センター・タンクを装備し、構造重量を軽減しているほか、最大離陸重量の増加に対応するランディングギア、ブレーキ性能、タイヤ、フラップやスラットなどが最適化されています。

ユナイテッド航空は、この発注に合わせ、既存のA350の納入時期を2027年まで遅らせることでエアバスと合意しています。

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