デルタ航空は2019年12月、共同事業パートナーであるアエロメヒコ航空とのシームレスな旅行への取り組みを公表しました。両社の国際線ネットワークにおける搭乗者数は年間320万人以上にのぼります。
シームレスな旅行を実現するために、技術的な障壁を取り除き、両社はサービスの相違性を83%削減、手続きやサービスに一貫性をもたらしています。これにより、全ての予約チャネルで航空券の購入や座席指定ができるほか、機内でのフリーメッセージの送信、また受託手荷物と機内持込手荷物に関しても同じ規則を採用しています。
また予約プロセスを統合したことにより、リアルタイムの座席空き状況や運賃、プロダクトを確認でき、搭乗者情報を共有することにより、特別サポートなどが必要な乗客に一貫したサービスを提供します。また、企業向けにコーポレート・プライオリティ・プログラムを導入し、さらなる特典を提供しています。
なお、2020年には、両社のウェブサイトとアプリにおいて、シームレスなチェックイン機能が追加されるほか、手荷物追跡技術の向上、両社のフライトを利用する顧客に搭乗前のサービス案内、企業プログラム特典の拡大も予定しています。また、2019年12月からは旅行後の顧客満足調査を実施し、さらなる技術投資を行う方針です。