ウィーン国際空港は2019年12月、航空業界シンクタンクのCAPAが主催する「Global Aviation Awards for Excellence」で、中規模空港部門の「ミディアム・エアポート・オブ・ザ・イヤー2019」を受賞しました。ミディアム・エアポート部門は年間利用者数が1,000万人から3,000万人規模の空港を対象としています。
ウィーン国際空港は近年、同空港内で2番目のシェアを占めていたエア・ベルリンが運航停止したにも関わらず、利用者数は2018年に10.8%増、2019年は9月までに19.5%増を記録しており、競合であるプラハ空港やブダペスト空港と比較し、2019年は4倍の増加率となっています。
路線拡大はもちろん、サービスの質の向上、ターミナル施設のアップグレードなど、様々な分野に取り組んでいる一方、二酸化炭素排出量を2011年比で70%削減しているほか、2030年までには完全な二酸化炭素ニュートラルを目標とするなど環境保全への努力も行っています。
CAPAアワードの受賞は、ウィーン国際空港のこれらの戦略を肯定し、正しい方向性に向かっていることの証明であると、Julian Jäger共同CEO兼COOはコメントしています。