中国空軍J-10戦闘機、南部戦区で実弾投下訓練

中国空軍J-10戦闘機、南部戦区で実弾投下訓練

ニュース画像 1枚目:J-10戦闘機の実弾投下
© Ministry of National Defense, China
J-10戦闘機の実弾投下

中国人民解放軍空軍の成都殲撃10型(J-10)戦闘機が2019年11月20日(水)、南部戦区で地上の目標に対し、ミサイル、自由落下爆弾、ロケット弾など実弾射撃訓練を実施しました。

J-10は、単発カナード付無尾翼デルタ翼戦闘機で、試作機の初飛行は1996年と言われています。様々なトラブルから大幅な設計変更を経て、試作3号機が初飛行した1998年3月23日(月)が公式な初飛行日とされています。

公式には中国が独自開発した戦闘機と発表されていますが、アビオニクスに遅れをとっていた中国は、イスラエルの協力で開発したと噂されています。1980年代半ば、イスラエルはアメリカの資金援助を基にIAIがラビを開発、1986年12月に初飛行、アメリカが資金援助を打ち切ったため、1987年8月に開発計画は中止になりました。

イスラエルはラビの開発で培った技術で、イスラエルの航空機の改良や、中古機改造市場を開拓します。ラビ開発中止から10年近く後に登場したJ-10の機体形状が酷似していたため、イスラエルが協力したとの見方が強くあります。

期日: 2019/11/20から
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