KLM、2020年の旅行に関する技術やトレンドを予測

KLM、2020年の旅行に関する技術やトレンドを予測

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© KLMオランダ航空
2020年旅行トレンドの予測

KLMオランダ航空は2019年12月12日(木)、2020年の旅行に関する技術や旅行トレンドの予測を発表しました。

これによると、ミレニアル世代とZ世代にとって、旅行先が「インスタ映えするか?」が重要な決め手で、25.8%が美しい休暇写真を撮ることが必要条件であることが分かりました。また、Instagramは旅行先のヒントを得るための重要な情報源として今後も成長し続けることが予想されます。65.3%は友人や家族の投稿から、また45.9%はハッシュタグを経由して他者からインスピレーションを得ていますが、著名人やインフルエンサーなどの投稿を旅行の情報源として参考にする割合は14.5%と減少しており、半数以上はインフルエンサーが共有するデスティネーションの写真は信頼していないとしています。

また、サステナビリティが旅先を決める重要な要素となり、旅行業者は短距離間の移動には飛行機でなく鉄道を利用するプログラムを盛り込んでいます。KLMも飛行機と鉄道を組み合わせて予約できるシステムを導入し、今後もその選択肢を増加させます。また調査によると、2020年には38.8%の旅行者が二酸化炭素のオフセットを選択するとしており、KLMはより簡単にそれが可能となるよう2020年に新たなモバイル支払いシステムの導入を予定しています。

技術面では、理想的な旅先や航空券を見つけるために、サーチエンジンやウェブの閲覧に加え、今後より多くの人々がスマートスピーカーによる音声技術を使用すると予想しています。KLMの予約サービスでは現在、毎月10%以上の利用者がGoogleアシスタントを使用することが分かっています。

また空港では、保安検査や搭乗時、ラウンジンにおいて顔認証システムの導入がさらに進み、待ち時間が短縮されるでしょう。さらに、KLMは非シェンゲン区域にリニューアルオープンしたクラウンラウンジで、スリーピングポッドや「レストラン ブルー」での高級ディナーを提供するなど、より充実した空港での時間を過ごすことができるだろうと説明しています。

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