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リノベーションイメージ
関西エアポートは2019年12月12日(木)、関西国際空港の第1ターミナルのリノベーションプランを発表しました。
第1ターミナルの計画取扱能力は、国際線1,200万人、国内線1,300万人ですが、2014年ごろから国際線を利用する外国人旅行者数が急速に伸び、現在の国際線利用者数は2,060万人と取扱能力を超える一方、国内線利用者は400万人と、実態と計画に大きなギャップが生まれています。
これを受け、再設計案では、「国際線キャパシティの拡大」、「エアサイドエリアの充実」、「旅客体験の向上」の3つを柱として、関西へのゲートウェイとしての機能強化を図ります。
具体的には、自動チェックインや自動バゲージドロップ、保安検査場の集約、スマートレーン、自動化ゲートなどを導入し、ファストトラベルを推進、出発エリアの床面積を増加させることにより、出発までの時間の快適さ向上を目指します。
また、国際線と国内線のエリア配置を見直して国際線を南北一体運用可能なレイアウトに変更するほか、国際線ビル内の面積を25%増加、国際線の使用可能な駐機スポットを5カ所増加させるなどして、実態に即したレイアウトを導入します。
リノベーション工事は2020年末から場所ごとに段階的に実施し、2022年前半までに新国内線エリアの増築・改修と国際線到着動線の増築、2023年前半までに国際線出発エリア中央などの新設、2024年中までに保安検査場の増築と国際線ラウンジの新設、最終的に2025年前半に国際線出発エリア南・北を新設し、2025年の大阪関西万博に間に合わせます。