川崎重工は2019年12月16日(月)、名古屋第一工場で787の1000号機用の前部胴体が完成、出荷式を開催しました。この1000号機用の前部胴体は、12月下旬にボーイングに納入されます。
川崎重工は2005年から787の開発・量産プロジェクト事業に参画しており、前部胴体、主脚格納部、主翼固定後縁を担当しています。これらの生産は川崎重工独自の生産方式「KPS(カワサキ・プロダクション・システム)」を推進し、世界で初めて全複合材製胴体の一体成形など、革新的な生産技術が導入されています。
この製造にあたり2006年から2015年にかけて、787向け名古屋第一工場を拡張したほか、2014年には世界最大級の複合材硬化炉「オートクレーブ」を導入し、生産体制を強化しています。