次世代ティルトローター機ベルV-280バロー、2019年は大躍進

次世代ティルトローター機ベルV-280バロー、2019年は大躍進

ニュース画像 1枚目:V-280バロー
© Textron
V-280バロー

アメリカ陸軍主導のマルチロールテクノロジーデモンストレーター(JMR TD)プログラムに参加したベルV-280バローは2019年12月、革新的で卓越したパフォーマンスを発揮したとアピールしています。2年間にわたる公開飛行デモンストレーションで、150時間以上飛行し、アメリカ陸軍の将来型長距離攻撃航空機(FLRAA)プログラムにデータを提供しました。

V-280は2019年、速度300ノットを達成し、6,000フィートでのホバリング、アメリカ陸軍パイロットによる飛行を実施しました。さらに、全米飛行家協会は名誉あるコリヤ・トロフィーにV-280をノミネートし、航空宇宙専門誌「アヴィエーション・ウィーク」から2年連続でローリエトゥ・アワードを受賞しました。

V-280バローは、アメリカ陸軍の将来型垂直離着陸機(FVL)の計画に沿ってベルとロッキード・マーチンが共同開発したデモンストレーターです。V-22と違い、主翼の折り畳み機構は無く、エンジンは固定され、ローターのみ可変します。初飛行は2017年12月18日(日)に行われ、デモンストレーターで得た技術をもとに実用機の開発が行われる予定です。

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