日本航空(JAL)貨物部門のJALカーゴは2020年1月1日(水・祝)から、IATA危険物規則書第61版(DGR)で一部規則が改定されることから、危険物取り扱い方法を変更します。JALは、問い合わせが多いとみれるリチウム電池に関連する変更点を中心に案内しています。
変更後、リチウム電池を輸送する際、製造業者とそれに続く配送業者は、2003年7月以降に製造されたリチウムセルと組電池について、試験方法と判定基準の国連マニュアルに規定されているテストの要点を参照できるようにしておく必要があります。このため、JALは必要に応じてテスト要点の開示を求める場合があります。ただし、出荷の度にテストの要点を書面で提出する必要はありません。
また、「微量危険物マーク」「少量危険物マーク」「環境有害物質マーク」「リチウム電池マーク」は、包装物の一面に表示される必要があり、ラベル適用の際は、折れ曲がっていたり、包装物の異なる面にまたがるように貼付しないよう、注意を呼びかけています。
このほか、リチウムイオン電池とリチウム金属電池は、梱包形態によって扱いが異なります。