大阪市消防出初式、1月5日に開催 消防ヘリが水難救助や高層建物救助

大阪市消防出初式、1月5日に開催 消防ヘリが水難救助や高層建物救助

ニュース画像 1枚目:大阪市消防航空隊 JA100F
© 大阪市
大阪市消防航空隊 JA100F

大阪市で2020年1月5日(日)、「大阪市消防出初式」が開催されます。住之江区のアジア太平洋トレードセンター(ATC)が会場です。1949年に初めて開催されて以来、今回で71回目を迎えます。

イベントでは、消防ヘリコプターのほか、消防艇や消防車両などの機械部隊の分列行進が実施されます。市民によるパレードや消防隊員の徒歩行進、陸海空が一体となった消火・救助総合訓練、消防車と消防艇による一斉放水なども実施されます。

このうちヘリは、機械部隊分列行進と水難救助、高層建物救助訓練 に参加します。機械部隊分列行進では、機械部隊指揮者の号令に続き、消防ヘリコプター、消防艇、消防車両、大阪建物解体工事業協同組合及び全国クレーン協会の重機、警察車両、自衛隊車両、DMAT カー、日本赤十字車両、海上保安庁巡視艇が行進します。

救助総合訓練は、水難救助訓練で海上に漂流している人を、消防ヘリコプターと消防救助艇が連携を図り救出します。消防ヘリコプターが上空を旋回し、海面に漂流している人を発見後、消防救助艇「ゆめしま1号・2号」が救出に向かい、水難救助隊員2名が海面に入水し確保します。また、上空の消防ヘリコプターから航空救助隊員1名がホイスト降下し、漂流している人をホイストで吊り上げ、消防ヘリコプターに収容します。

高層建物救助訓練は、高層建物の屋上にいる負傷者の救助活動を想定しています。救助活動に必要なロープを数十メートル先へ飛ばすことができる「救命索発射銃」を建物屋上へ向け発射し、担架に収容された負傷者を消防ヘリコプターから降下した航空救助隊員1名がホイストを活用し、消防ヘリコプターの機内へ収容・救出し搬送します。

展示イベントの後は、観覧席前に「市民と消防ふれあいコーナー」が設けられ、起震車による地震体験やミニ消防車での記念撮影、消防車両の展示が実施される予定です。

なお、大阪市消防航空隊はAS365N3ヘリコプター、機体番号(レジ)「JA100F」と「JA050F」の2機を保有しています。

■令和2年大阪市消防出初式
10:00 開式
10:01 機械部隊分列行進
  消防ヘリコプター
  消防車両
  消防艇など
10:10 市民参加パレード
  防火・防災図画入賞児童
  地域防災リーダー、女性防火クラブ
  自衛消防隊、日本ボーイスカウト大阪連盟
10:15 徒歩部隊分列行進 
10:20 出場部隊・人員報告
  消防車両 50台
  消防ヘリコプター 2機
  消防艇 4隻
  人員 1,263名
10:25 式辞
10:30 来賓祝辞
10:35 消防局長あいさつ
10:45 観閲
10:50 火災・救助総合訓練
11:10 一斉放水
11:15 閉式
11:20~12:20 市民と消防ふれあいコーナー
期日: 2020/01/05
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