ゴーン被告搭乗のグローバル6000を運航したMNGジェット、刑事告発

ゴーン被告搭乗のグローバル6000を運航したMNGジェット、刑事告発

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© FlyTeam VIPERさん
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日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が2019年末、関西国際空港からレバノンへ無断渡航した事件で、ボンバルディアのグローバル6000、機体記号(レジ)「TC-TSR」が使用されたことが話題になっています。ゴーン被告の出国について、東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、日本の出入国管理体制に疑問を投げかける案件となっています。

出国時は一般に、日本ではパスポートコントロールとX線検査が実施されており、例えばアメリカではX線検査のみ実施されています。プライベートジェットを利用する場合、X線検査は運航する会社に任されています。

この事案を受け、運航したMNGジェットは、ゴーン被告の日本脱出に関わったスタッフの刑事告発手続きをとったことを発表しています。ドバイから関西国際空港、関空からイスタンブール、さらにイスタンブールからベイルートへ向かったフライト、いずれにもゴーン氏の名前は記載されていないとしています。また、この機材はMNGジェット保有ではなく、機体の運用のみとコメントしています。

この機体は、2019年8月に羽田空港へ飛来した実績があります。また、機体記号の「TC」はトルコ国籍の機体であることを示しています。

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