フィンランド空軍は、2020年1月9日(木)から2月26日(水)まで、F/A-18C/Dホーネットの後継となる次期戦闘機の選定を行う試験と評価の過程「HXチャレンジ」をタンペレ・ピルカッラ空軍基地で実施します。
次期戦闘機の候補は、ユーロファイター・タイフーン、ダッソー・ラファール、サーブ・グリペンE、ロッキード・マーチンF-35A、ボーイングF/A-18E/Fの5機種です。それぞれ7日間のテスト期間が設けられ、8時から16時の間に飛行を実施、週末は飛行しません。
テストは、第1段階としてメーカーから提示された能力が一致するかを確認します。第2段階はシミュレータを使い、4機の戦闘機で作戦を遂行し、成功するか判断します。第3段階は、長期間に渡る作戦をシミュレーションし、運用効率を確認します。フィンランド政府は、2021年に次期戦闘機を選定する予定です。
最初にテストを受ける、イギリス空軍のユーロファイター・タイフーン、2機が1月9日(木)にタンペレ・ピルカッラ空軍基地に到着し、1月17日(金)まで様々な項目を満たす飛行が実施されます。ダッソー・ラファールは1月20日(月)から1月28日(火)まで、サーブ・グリペンEは1月29日(水)から2月6日(木)まで、ロッキード・マーチンF-35Aは2月7日(金)から2月17日(月)まで、ボーイングF/A-18E/Fは2月18日(火)から2月26日(水)まで、それぞれ飛行します。
■HXチャレンジ ・ユーロファイター・タイフーン 1月9日(木)~1月17日(金) ・ダッソー・ラファール 1月20日(月)~1月28日(火) ・サーブ・グリペンE 1月29日(水)~2月 6日(木) ・ロッキード・マーティンF-35A 2月7日(金)~2月17日(月) ・ボーイングF/A-18E/F 2月18日(火)~2月26日(水)