北大西洋条約機構向けA400M、セビリア工場で塗装完了

北大西洋条約機構(NATO)向けのA400Mアトラスが2020年12月18日(水)、スペイン・セビリアの塗装工場で塗装の工程に入り、下処理、サンディング、塗装を実施しました。2週間後の12月30日(月)、A400Mは塗装工場を離れました。

この後、数週間かけて、テスト飛行と納入前の最終検査を行います。NATO向けのA400Mはルクセンブルク籍、製造番号(msn)「104」、登録番号「CT-01」で2020年6月の後半にベルギーのメルスブローク空軍基地に配備する予定です。

A400Mは、主要諸元は、全長45.1メートル、全幅42.4メートル、巡航速度781キロメートル、最大積載量37トンです。運用を開始している国は、ドイツ、フランス、スペイン、イギリス、トルコ、マレーシアです。航空自衛隊で運用するC-2と近い能力を持つ輸送機です。