スウェーデン空軍とサーブは2020年1月14日(火)、サーブSk60W(105)が制限付きで飛行禁止を解除し、飛行訓練を再開したと発表しました。
サーブSk60Wの機体の前部と後部を結合しているプルボルトに欠陥が発覚し、上部の2本のボルトが破損すると機体が破壊される恐れがあるため、2019年11月13日(水)に飛行停止を決定していました。
サーブ105は、サーブが自主開発した練習機や軽攻撃機、連絡機として使えるように高翼配置と並列複座型のコックピットを採用した航空機で、1963年6月に初飛行しました。
スウェーデン空軍はSk60として練習型、軽攻撃型、写真偵察型、特別訓練型、連絡型を合せて150機を採用しています。スウェーデンのほか、オーストリア空軍が40機を採用し、生産数は192機です。1995年8月から115機のコクピットやエンジンを近代化改修し、Sk60Wとして運用しています。