ベルギー軍は2004年以来、北大西洋条約機構(NATO)によるバルト三国領空警備に戦闘機と人員を提供しています。リトアニアのシャウレイ基地に2019年9月からF-16を4機派遣し、24時間体制で警戒しています。
ポーランドとリトアニアの間にはロシアの飛び地、カリーニングラードがあり、フラブロヴォ空港で離着陸する航空機が飛行計画が提出されていない場合や、無線による交信に反応が無い場合、スクランブルの対象となります。
「NATOによるバルト三国の領空警備」は、2004年3月から行われている、バルト三国に対するNATOの防衛協力です。ソ連から独立したバルト三国のエストニア、ラトビア、リトアニアは、有効な航空戦力を保持していないため、NATO加盟諸国の持ち回りで戦闘機を短期派遣し、バルト三国の領空警備にあたっています。