2019年の訪日外客は過去最高、出国日本人も2,000万人超を記録

2019年の訪日外客は過去最高、出国日本人も2,000万人超を記録

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日本政府観光局(JNTO)は2020年1月17日(金)、2019年の訪日外客数推計が前年2.2%増の3,188万2,000人で、統計を開始した1964年以降最多を記録したと発表しました。8月以降に訪日外客数が半減している韓国市場を除く19市場で、訪日外客数は過去最高となりました。

東アジア市場では、韓国を除き、中国、台湾、香港市場で、新規就航や増便などによる航空座席供給量が増加、東南アジア市場でも主要市場で新規就航や増便などにより提供座席数が増加し、2019年後半にかけて訪日外客数は高い伸びを見せました。また、欧米豪市場では桜やラグビーワールドカップ2019日本大会の開催を契機とした訪日需要の高まりで、年間を通じて好調な伸びを示しています。

市場別では、トップの中国が959万4,000人で、全市場で初めて950万人を超えたほか、イギリスがラグビーワールドカップ2019日本大会開催期間中の9月と10月に前年同月比80%増を超える伸率を示し、初めて40万人を突破しました。なお、年間総数では、1位が中国、2位が韓国、3位が台湾、4位が香港、5位がアメリカ、6位がタイとなっています。韓国を除く中国、台湾、香港は地方空港への航空路線の新規開設が大きく貢献している模様です。

なお、日本人出国者数も速報値ですが、2,008万600人となり、1964年の海外渡航自由化から55年で初めて大台を達成しました。

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