エイブラハム・リンカーン空母打撃群、サンディエゴに到着

エイブラハム・リンカーン空母打撃群、サンディエゴに到着

ニュース画像 1枚目:サンディエゴに入港するCVN-72
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Danielle A. Baker
サンディエゴに入港するCVN-72

アメリカ海軍の空母「エイブラハム・リンカーン(CVN-72)」と、その空母打撃群が2020年1月20日(月)、10カ月に渡る活動を終え、サンディエゴ海軍基地に到着しました。これにより、「エイブラハム・リンカーン」はノーフォーク海軍基地からサンディエゴ海軍基地へ母港のシフトが完了しました。

「エイブラハム・リンカーン」空母打撃群と第7空母航空団(CVW-7)は2019年4月1日(月)以降、第5艦隊、第6艦隊、第7艦隊の担当海域を航行、活動していました。295日間に渡る展開は、冷戦後最長の展開になりました。

第5艦隊の海域へ2019年5月に入り、生来の決意作戦など7カ月以上活動し、392回の出撃、28,000時間以上の飛行を行いました。第6艦隊の海域では、北大西洋条約機構(NATO)のイギリス、イタリア、ルーマニア、リトアニア、スペインと多国間演習を実施しました。第7艦隊の担当海域では、南シナ海で自由で開かれたインド太平洋を支援するため、航空作戦を実施しました。

10カ月の展開で、空母打撃群は64,000海里以上を移動、ジブラルタル海峡、スエズ運河、バブ・エル・マンデブ海峡、ホルムズ海峡、マラッカ海峡など、複数の海峡を通過しました。

「エイブラハム・リンカーン」は1989年11月に就役、1990年9月に太平洋に配置し、1991年の湾岸戦争で作戦に従事しました。1991年4月に起きたフィリピンのピナツボ火山噴火では、アメリカ軍の軍人の本国帰還の輸送支援を実施しました。2011年にノーフォーク海軍基地に移動し、核燃料棒交換や近代化改修を行い、2017年に大西洋艦隊に復帰しました。

期日: 2020/01/20から
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