空宙博、K.ツィオルコフスキー記念国立宇宙飛行史博物館と連携協力

空宙博、K.ツィオルコフスキー記念国立宇宙飛行史博物館と連携協力

ニュース画像 1枚目:署名時の様子
© 岐阜県
署名時の様子

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館「空宙博(そらはく)」は2020年1月22日(水)、K.ツィオルコフスキー記念国立宇宙飛行史博物館と連携協力に関する覚書を締結しました。同日に締結式がK.ツィオルコフスキー記念国立宇宙飛行史博物で実施されました。

締結式には空宙博の松井孝典館長や在ロシア日本国大使館の石瀬素行総括公使、K.ツィオルコフスキー記念国立宇宙飛行史博物館のナターリア・アバクノワ館長、セルゲイ・ザリョーチン宇宙飛行士が参加しました。

アバクノワ館長は、ロシアで宇宙は人を一緒にすると言われており、いかなる協力もオープンにし、空宙博の活動に協力するとした上で、その証としてツィオルコフスキー愛用品のレプリカが贈呈されました。松井館長は、この贈呈に感謝し、宇宙への道を拓いたロシアやツィオルコフスキーの歴史を日本で伝えていきます。

K.ツィオルコフスキーは1857年生まれのロケット研究者、物理学者、数学者、SF作家で、1903年に発表した論文「反作用利用装置による宇宙探検」の中では、多段式ロケットや軌道エレベータなどの考案や、ロケットで宇宙に行けることを証明した業績から「宇宙旅行の父」と呼ばれています。

空宙博では今回の連携以外に、サンクトペテルブルク歴史博物館やモスクワ市立宇宙飛行士記念博物館と、連携協定を締結しています。同館は博物館の連携を通じ、日本とロシアの架け橋となる取り組みを進め、博物館の魅力向上につなげます。

なお、3月下旬からは、ロシア3博物館との連携企画として、旧ソ連やロシアの宇宙開発の軌跡などを紹介する「空宙博リニューアル2周年 特別企画展」を開催する予定です。

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