空港施設は2020年1月29日(水)、福岡空港ヘリポート機能の移転に伴い、ヘリ移設先となる仮称「奈多ヘリポート」で新たな格納庫の竣工式を挙行しました。国による福岡空港回転翼機能移設事業として、ヘリポート機能は雁ノ巣周辺に位置する福岡市東区奈多への移転が決まっています。
福岡空港で空港施設はオールニッポンヘリコプターと西日本空輸へ小型機用格納庫を提供しており、この格納庫も移転することから、新設ヘリポートでの建設が進められていました。回転翼機用の格納庫に事務所が併設されており、鉄骨造で延床面積は1,989平方メートルです。
竣工式は格納庫を利用するオールニッポンヘリコプター、西日本空輸など関係者が出席し、空港施設から甲斐正彰社長などが参列しています。
福岡空港は発着回数が増加し、ヘリコプターと民間の定期便と運航が混在し、双方に影響を与える状態を解消するため、新たなヘリポートにより緊急出動などの活動時に迅速な運航も可能になります。福岡空港内で稼働する常駐機数23機を移設し、24時間運用で年間6,000回から7,000回程度の発着回数が想定されています。