エアバス、C-295空中給油キットの試験飛行で燃料給油を実施

エアバス・ディフェンス・アンド・スペース(DS)は2020年1月29日(水)、スペイン空軍のヘタフェ空軍基地で、C-295W中型戦術輸送機の空中給油キットの試験飛行を実施し、燃料給油が正常に行われたと発表しました。

給油の試験飛行は、セビリアで昼間に行われ、飛行速度100から130ノットでスペイン空軍のC-295に5回、燃料1.5トンを給油しました。この空中給油キットは、DSが開発を手がけています。

C-295Wで最初の空中給油キットの試験飛行は2019年12月18日(水)に行われ、給油を行わずに各部のチェックをしました。このほか、夜間やスペイン空軍のF/A-18に210ノットの速度で、非接触の試験も行われました。

空中給油キットは取り外しが容易で、C-295輸送機を空中給油機に変更できます。最大6,000キログラムの燃料を他の航空機やヘリコプターにプローブアンドドローグ方式で給油できます。