「大気の川」を飛ぶハリケーンハンター

「大気の川」を飛ぶハリケーンハンター

ニュース画像 1枚目:WC-130Jスーパーハーキュリーズ
© U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Christopher Carranza
WC-130Jスーパーハーキュリーズ

アメリカ空軍第53気象偵察飛行隊(53WRS)「ハリケーン・ハンター」のWC-130Jスーパーハーキュリーズが、カリフォルニア州トラビス空軍基地で主翼検査を受けています。第403航空機メンテナンス飛行隊が2020年1月27日(月)、「大気の川ミッション」に先立ち、整備を実施しています。

53WRSは、カリフォルニア大学サンディエゴのスクリップス海洋研究所、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の国立気象局などと協力し、1月から3月まで太平洋の「大気の川」の偵察を実施し、天気予報を改善するためデータを収集します。

WC-130Jスーパーハーキュリーズ2機は、トラビス空軍基地からオレゴン州ポートランドとハワイ州バーバーズポイントのアメリカ沿岸警備隊基地に移動し、ミッションに参加します。 NOAAからガルフストリームIVが、ポートランドから参加します。

「大気の川」は、上陸時に大量の降水を生成する水蒸気の流れの柱です。大量の降水が洪水や土砂崩れ、干ばつを引き起こす可能性があります。このうち洪水だけで、年間約10億ドルの被害をもたらしています。

カリフォルニア州は、年間降水量の90%を「大気の川」がもたらすため、オレゴン州とハワイ州の2拠点は「大気の川ミッション」に最適な場所です。このミッション中、53WRSは最大30,000フィートまで飛行し、できるだけ多くの大気データを保存します。 「大気の川」は平均200から500マイルの幅があり、1から5のカテゴリがあります。

期日: 2020/01/27
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