エアバス、翼胴一体のスケールモデル実験機「マヴェリック」を披露

エアバス、翼胴一体のスケールモデル実験機「マヴェリック」を披露

ニュース画像 1枚目:モデル実験機「マヴェリック」
© AIRBUS
モデル実験機「マヴェリック」

エアバスは2020年2月11日(火)、ブレンデッド・ウィング・ボディ(BWB)のスケールモデル実験機「マヴェリック(MAVERIC)」を披露しました。このプログラムは2017年にローンチ、2019年に初飛行しており、2020年第2四半期末まで、飛行試験が実施される予定です。

マヴェリックは長さ2メートル、幅3.2メートル、表面面積約2.25平方メートルです。独特の機体設計により、既存の単通路型機と比較して燃費を最大20%を削減できる可能性があります。BWBは機体形状の一種で、翼と胴体を一体設計とすることで、空気抵抗を低減し、揚抗比改善などを実現します。F-16戦闘機やB-1爆撃機は、BWBを採用した機体です。

エアバスはマヴェリックについて、民間航空機の新たな構造変化に、役立つ可能性があると説明しています。なお、エアバスの研究プログラム「Airbus UpNext」では、ハイブリッド電気飛行機(E-FAN X)やV字編隊飛行(fello’fly)、自動離着陸プロジェクト(ATTOL)など、様々な実験プロジェクトに取り組んでいます。

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