ダイヤモンド・プリンセスの米国籍客、カリッタの747で羽田から帰国へ

ダイヤモンド・プリンセスの米国籍客、カリッタの747で羽田から帰国へ

ニュース画像 1枚目:カリッタエアの747
© Kalitta Air
カリッタエアの747

横浜港で検疫中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客について、アメリカ政府はアメリカ籍乗客の退避のため、チャーター便を日本に派遣しました。在日アメリカ大使館は、2020年2月16日(日)夜にチャーター機2機が日本に到着します。この2機は、カリッタエアの747-400、機体記号(レジ)「N716CK」と「N710CK」の2機が羽田空港に到着する予定です。

アメリカへ帰国するチャーター便は2月17日(月)にも羽田を出発し、カリフォルニア州トラビス空軍基地に向かいます。一部の乗客は、テキサス州ラックランド空軍基地に向かいます。この2つの基地が、アメリカで14日間の検疫期間を過ごす施設となります。

アメリカ政府が派遣したチャーター便は、無償で対象者に提供されます。14日間の検疫後、基地から自宅へ戻る旅費は自己負担となります。また、チャーター便の利用は、3月4日(水)までにアメリカに戻る唯一の選択肢ともコメントしています。

「ダイヤモンド・プリンセス」の停泊場所から羽田空港への移動は、バスで乗客たちが移動する予定で、この車両は自衛隊が手配しています。自衛隊は「ダイヤモンド・プリンセス」での生活支援のため、民間船舶「はくおう」を拠点としてクルーズ船内での医療支援のため、医官が派遣されています。

なお、政府はアメリカ以外にも乗客の帰国を支援するチャーター便を受け入れる方針で、香港、カナダなどがチャーター機を派遣する意向です。

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