運輸安全委員会は、2020年2月16日(日)に発生した消防ヘリコプターによるおもり落下について、調査を開始しています。
この事案は2月16日(日)、15時5分頃に北海道石狩市内の場外離着陸場を離陸した札幌市消防航空隊のAW139、機体番号(レジ)「JA17AR」が、石狩市新港東付近上空でホイスト訓練中、ホイスト装置に装着していた約4.5キログラムのおもりが、高度55メートル上空から落下したものです。
落下したおもりには、袋に砂鉄が入っており、人をつり上げるワイヤーを安定させるために取り付けられていました。おもりは2時間半後に近くの国有林の中で発見されました。
札幌市消防航空隊は「JA17AR」の1機のみ、保有しており、調査が終了するまでは、ヘリコプターの運用は中止する方針です。なお、この事案によるけが人はありません。