シコルスキー、米海軍とVH-92Aの初期低率量産契約ロットIIを締結

シコルスキー、米海軍とVH-92Aの初期低率量産契約ロットIIを締結

ニュース画像 1枚目:次期大統領専用ヘリコプターVH-92A
© Lockheed Martin
次期大統領専用ヘリコプターVH-92A

ロッキード・マーティン(LM)傘下のシコルスキーは2020年2月20日(木)、次期大統領専用ヘリコプターVH-92A、6機の低率初期生産(LRIP)契約ロットIIを締結したと発表しました。アメリカ海兵隊とシコルスキーは23機分の契約を締結しており、6機はこの契約の一部です。

低率初期生産(LRIP)契約ロットIIに基づき、シコルスキーは2022年に6機のVH-92Aを納入する予定です。残る量産機は2022年と2023年に引き渡しされます。

VH-92Aの試験機は、1,000時間以上の飛行テストで、技術的な成熟度とミッションシステムの準備を確立し、アメリカ政府のテストと運用評価を受け、生産準備が整っていることを証明しています。

現在、6機のVH-92Aを対象に、アメリカ政府がテストを行っています。VH-92Aプログラムは、2020年後半に初期動作試験および評価(IOT & E)を開始する予定です。シコルスキーでは、低率初期生産(LRIP)契約に基づき6機のVH-92Aを改造中で、2021年に納入する予定です。

このVH-92AのベースとなるS-92は、2019年に飛行時間が150万時間超となり、1カ月の平均飛行時間は14,400時間です。シコルスキーのヘリコプターは、1958年にドワイト・D・アイゼンハワー大統領をH-34が輸送して以来、すべての大統領のヘリコプター輸送を担っており、VH-92Aはその伝統を引き継ぎます。

期日: 2020/02/20から
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