ロシア空軍は2020年2月21日(金)、アクロバットチーム「ロシアン・ナイツ」がSu-35Sで飛行したと発表しました。
モスクワ近郊のクビンカ空軍基地で、昼から夜にかけてアクロバットチーム「ロシアン・ナイツ」のパイロットが最新のSu-35Sマルチロール戦闘機で飛行しました。この際、Su-27とSu-30SMも共に飛行しました。
ロシアン・ナイツは、1991年にSu-27を6機装備する部隊として誕生し、2016年にSu-30SMに切り替え、2019年11月にはSu-35Sを受領しました。
Su-35Sは、Su-27フランカーシリーズの最新型です。従来型のフランカーとは、外観でピトー管と機体上面のエアブレーキが無くなったことが大きな違いです。諸元は全幅14.7メートル、全長21.9メートル、最大速度マッハ2.25、航続距離3,600キロメートルです。
エンジンは偏向ノズルが付き、フライ・バイ・ワイヤの改良により、カナード翼が不要になりました。試作機の初飛行は2008年2月で、ロシアのほか、中国とインドネシアが採用しています。