A321の貨物機改修プログラム、EASAから追加型式証明を取得

A321の貨物機改修プログラム、EASAから追加型式証明を取得

ニュース画像 1枚目:A321 P2F 貨物デッキ
© Elbe Flugzeugwerke
A321 P2F 貨物デッキ

エアバスとSTアエロスペースによるジョイント・ベンチャーのエルベ・フルクツォイヴェルケ(EFW)は2020年2月25日(火)、A321旅客機から貨物機への改修プログラム(P2F)で、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から追加型式証明(STC)を取得したと発表しました。

A321P2Fは、メインデッキに最大14個、下部デッキに最大10個のコンテナを搭載できます。航続距離は約4,200キロメートルで、最大ペイロードは27.9メトリックトンです。EFWはA321P2Fについて、運用コストが低く、上部と下部デッキがコンテナ化されているなどの利点を提供できるとしています。

この機種を世界で初めて運航するのはカンタスフレートで、ルクセンブルクの航空機リース・MRO会社ヴァル・エアがリースします。A321P2Fの1機目は、2020年10月に引き渡しされる予定で、最大3機が導入される予定です。

貨物機に転用されるのは、製造番号(msn)「835」で、2018年10月までトルコのオヌール・エアで機体番号(レジ)「TC-OBJ」として運航されていた機体です。

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