ドイツ航空宇宙センター(DLR)は2020年2月20日(木)、インフライト・システムズ&テクノロジー・エアボーン・リサーチ(ISTAR)のファルコン2000LXがダッソーから納入され、ブラウンシュヴァイクの飛行実験施設の格納庫で公開しました。
ISTARは、環境にやさしく効率的な新しい航空機です。様々な飛行試験データを収集および配信するための基本的な測定システムを装備する予定です。さらに、実験を制御し、飛行パラメータを監視する飛行試験エンジニア向けのワークステーションが装備されます。推進システムや支援技術、航空機のデジタル化などの開発を手がけます。
ブラウンシュヴァイクの飛行実験施設の格納庫にはISTARも含め、航空機とヘリコプターを11機、配備しています。ISTARの購入契約は、2018年4月のILAベルリン航空ショーで、ドイツ連邦のメルケル首相が出席して署名されました。将来、ISTARはDLRの研究に使用され、他のドイツやヨーロッパの研究機関、航空機メーカー、サプライヤーも利用可能になる予定です。