ロンドン・ヒースロー空港は2020年1月1日(水)から、23時30分から翌朝6時までの夜間に離発着する予定外のフライトを削減するため、新たな騒音手数料規定を導入しています。
地域住民に対して騒音に関する配慮を行う取り組みの一環で、これらの時間帯に運航する便は、日中運航便の5倍の手数料が課されます。ロンドン・ヒースロー空港では、1970年代から運航便数は倍に増加している一方、航空機の騒音に悩まされる人の人数は90%も減少しています。騒音に対する取り組みを強化し続けることにより、影響を受ける人の数はさらに減少すると説明しています。
なお、ヒースロー空港は2月に発表した、騒音削減を目指す「フライ・クワイエット・アンド・クリーン(Fly Quiet and Clean)」プログラムの2019年第4四半期で、1位のスカンジナビア航空(SAS)をはじめ、ブリティッシュ・エアウェイズ、ルフトハンザドイツ航空、エア・マルタ、イベリア航空、TAPポルトガル航空など、騒音が少なくより環境に優しいA320neoを導入している8社がトップ20社に含まれていると強調し、騒音削減には航空会社の協力が必要であることを示唆しています。